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2017年3月13日月曜日

トクサツガガガ 第29話 目障りなのよ!

拒絶と過去の顔

世を忍んできた隠れ特オタ・仲村は、オタクを嫌うお役人・北代に握手会現
場を目撃されてしまった。
火あぶりの後、市中引き回しのさらし刑を恐れる仲村さん。
慌てて北代さんに弁明しようとデパート中を探し回る。
特オタであることが周囲にバレても、命を失うわけではない。
しかし、これまで築き上げてきた社会的イメージを喪失し、その上で残りの
人生を生き抜かなければならない。

そんな恐ろしい未来を避けるために、まずは話し合いを持ちかける。
ところが、無難な質問であるはずの「今日の買い物事情」ですら怒りを買っ
てしまい、もはやアタリが存在しないクジのよう。
そして語られる「食玩ロッカー事件」の真相。
やはり拾ってくれたのは北代さんだった。もう言い逃れは不可能。
痛いところを突きまくる尋問に、仲村さんは未来を守れるか・・・⁉


最後の希望は箱の底にあるらしい


「いい年して見苦しくないのか」「自分はいいと思っても周りの人はそんな
風には思わない」と言う北代さん。
それはもうずっと前から考えているし知っていること。
それでも自分の好きなことをやめられず貫いて生きてきました。
仲村さんの人生を否定される筋合いはありません。
北代さんに迷惑をかけてもいないと精一杯の反論をすると、更なる怒りを買
ってしまいました。
話しかけられること、そばに来られること自体が迷惑で目障りだと。

ようやく吉田さんが発見した仲村さんは、最終回を迎えていました。
後番組を「カメラマン吉田」に任せて打ち切りの方向で。
北代さんに言われたことを打ち明ける仲村さんは、30歳まで後1回オリンピ
ックが出来ると強がります。
しかし年の話は吉田さんの前ではNGワードだったらしい。
外出にはリスクが伴うとは言っていましたが、最悪の形で現実になってしま
いました。よりによってオタクを嫌悪する北代さんに見つかってしまうとは。
けれど、食玩の件は北代さん以外には知られていない様子ですし、先ほどの
容赦のない攻撃も、仲村母の特撮嫌いとは何かが違うように思えました。
すぐに会社にバラされるということはないはず。

一応安心出来ると思った矢先、北代さんの忘れ物を発見。
定期入れのようなので早めに届けなければ困ることは明らかです。
話しかけることを禁じられたばかりの仲村さんは、明日の飲み会で人類皆兄
弟主義のチャラ彦に預けることに。
しかしこの定期入れに隠された北代さんの秘密に吉田さんが気づきました。

翌日の飲み会で、例の件を依頼しようとした仲村さんの前には魂の抜け落ち
たチャラ彦が膝を抱えていました。
あのチャラ彦にこれだけのダメージを与えたのは北代さん。
今日も飲み会に誘ったところ反撃にあってしまったのだそう。
これでは定期入れも自分でなんとかしないといけません。
オタクではないし、趣味も一般的であろうチャラ彦も特オタの仲村さんと同
じように嫌う理由。吉田さんの推理は当たっているのではと考えます。
もしそうなら、北代さんのことを悪く思えないと。

そして、敵意を向けて来る銀色の戦士・セロトルをガブガブと呼んで不満を
持つシシレオー達に、お師匠は話し始めます。
セロトルの名前は「レイ」といい、昔は優しい子だったという。
孤独に膝を抱えるレイの姿。
前の職場で同僚に飲みに誘われる北代さんは、とても楽しそうに笑顔で行く
と答えます。
北代さんから明るい笑顔を奪ったものとは一体何なのか。

初対面の時から恐ろしかった北代さん。
仲村さんの中ではすでに怪人の仲間入りを果たしています。
しかし初めから怪人だったわけではなく、そうなるに至った過去があるよう
です。







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