ジャンル違いの同志
忌まわしき「食玩ロッカー事件(未解決)」以来、疑心暗鬼に陥る仲村さん。特オタだと知っている会社の誰かにどこかからか見られているのではと思っ
てしまい、会社は息苦しい。
一人になりたくてお昼休みに外へでたところ、いつぞやのインド人(仮)と再
会する。会社の人には会いたくない仲村さんは、同じ制服の人がいないか確認
して、それでも怯えながら入店すると、そこにはスーツ姿の男性社員が。
しかも隣の席になってしまった。
別の課でかかわりはないが、とある理由で有名な大塚課長。
社員の間では以前から明らかなヅラ疑惑を課長本人も最近聞いてしまった。
それからというもの、周りの目が気になって会社に居づらくなった。
カツラであることは事実であり、隠さずに人気者となっている人もいる。噂を
している人達も気にしないから言えばいいのにと言う。
仲村さんの特オタも否定するのは母と北代さんしか知らない。案外バレても大
丈夫なのかもしれない。
エマ―ジェイソンも最後には悪人に作られたロボットという正体がバレてしまっ
たけれど、皆に受け入れられた。
打ち明けられない仲村さんと大塚課長は情けないだけなのか・・・⁉
それはそれ、これはこれ
言えるものなら悩むことも隠すこともしていない。気にしないと言ったって、秘密を曝さなければいけないのは本人。苦しむのもリスクを負うのも周りじゃな
い。タイミングは自分で決めなければ大怪我の恐れすらあります。
他の人が隠さないからといって、自分もそうしなければいけない訳ではありませ
ん。何故なら別作品だから。前作が正体を明かして戦っていても、今作は全くの
別物。隠していても何もおかしくない。
正体を教えてくれないエマ―ジェイソンに、自分たちを信用してないのかと言う子
供達。本当はいつも言おうとしていたが、エマ―ジェイソンはどうしても言えなか
った。
それはロボットだからではなく、人間も同じこと。
怒られて、謝りたいけれど上手く言えない。でも、時間を置くとちゃんと言える。
だから、エマ―ジェイソンにも本当のことが言える日が来るかもしれない。
それは明日になるか、もしくは皆が大人になっても来ないかもしれない。それでも
皆は待つと約束した。
隠すのは悪いことでも情けないことでもないと言う仲村さん。大塚課長も誰にも言
えずに一人になったから、こうして仲村さんに打ち明けられたんだと前向きに考え
ることにしました。
自分の安全をとることが悪いはずがありません。誰もが明るい訳でもないですし、
バレた後もそっとしておいて欲しいかもしれない。どんな結果になるかわからない
のだから、その時は相当の覚悟が必要になるんです。
大塚課長は皆にはまだ言えないけれど、カツラを公言している金原さんと遠藤さん
にはそっと打ち明けたんだとか。
そして、インド人(仮)も密かに救われていました。
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