偶然などと言うものは
獣将王達のピンチを救った銀色の戦士。武器は弓、小柄で年少ポジションの追加戦士の登場に興奮が治まらない仲村さんと吉田さん。
しかし今日の議題は彼ではなく、仲村さんの追加戦士についてだった。
以前、泰風君の映画を一緒に観たイケメン星人のユキちゃんが、特オタ星に
コンタクトを取ってきた。もちろん泰風君が1年分収められたストレンジャーV
のDVDのため。
仲村さんは持っていなかったので、吉田さんから借り受けるというのが本日の
目的だった。
全巻セットを渡され、その際にユキちゃんはどんな子か聞かれる。別の課の泰
風君好きだと答える仲村さんに、吉田さんは問う。
「ただ貸せばいいなんて思ってないですよね・・・?」
その目は笑っていなかった。
ここから、地獄のディスカッションが始まる・・・‼
吉田軍曹による、偶然を装った布教作戦
友人から漫画やCDを借りて、それが切っ掛けでハマったもの。気が付いたら楽しくて、すっかりファンになっている。思い返してみると、もしもあの順番で
なかったらハマらなかったかもしれない―自分ではうっかりハマったと思ってい
る背景では、ある作戦が始動されているのかも。
翌日、約束のDVDを渡す仲村さんはお疲れの様子。しかも持ってきたのは数巻
だけ。しかしそれは作戦の一つでした。
案の定、喜ぶユキちゃん。たくさんある巻数に、実は後悔していたのです。
吉田さんの読み通り、非特オタや海外ドラマを見ない人には50話構成はキツかっ
たわけです。そこでまずは1クール分として4巻までを貸す作戦を取りました。
更に吉田さんの質問が続きます。コメディが好きかシリアスか、それともアクショ
ンか、それによって攻め方が違うと。
この時の吉田さんの眼に、仲村さんは昔見た兄ちゃんの眼を思い出しました。
ゆるめのバラードから少しずつ激しい曲を貸していき、気が付くとメタルを聞くよう
にさせるために貸す順番を決めていた兄ちゃん。
茹でガエルの寓話を語ったあの日の兄ちゃんと吉田さんは同じ言葉を口にします。
仲間作りは狩りだ、と。その眼はまさに獲物を狙う、獣の眼。
グリズリーと化した仲村さんにとってユキちゃんはサーモンに過ぎない。
そして第2次作戦は、「泰風君のダンスがかわいい」というユキちゃんの過去の言
動から、全員でのダンスがある次回作との共演DVDも一緒に貸すこと。
それに伴い次回作・「シラベルーパー」での対策も練り始めるのでした。
隠れ続けてきた仲村さんは、仲間を得るための舞台裏を知りました。それは相手
に悟られず、常に先を読む綿密な作戦立案が成されているということ。
無事、第一関門を突破した仲村さんでしたが、吉田さんに渡す食玩を誤ってロッカ
ーの裏へ落してしまいました。
人目もあり、後で回収しようとその場を去った背後に謎の人影が‼
その人物は食玩を回収し、仲村さんのロッカーの前へ。
敵か味方か、どうなる仲村さんの特オタライフ。
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