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2017年1月20日金曜日

トクサツガガガ 第17話 本物かニセモノか

壁が壊れる時

獣将王ショーにて、カプセルトイ探しの旅で出会ったダミアンと再会した仲村
さん。
本日はヒーローとお客さんがふれあいながら一緒に歩き回るグリーディング
で、やって来るのは吉田さんとダミアンが好きなトライガー。
来れなかった吉田さんの代理カメラマンをする仲村さんは、今回少し強気。
実在青少年であるダミアンがそばにいれば、付き添いを偽装できる。
しかし、ダミアンは何やら元気がない様子。
そして、トライガーの登場。
TVと違って随分細身で足が長い、スタイルのいいトライガーだが、それもま
たご愛嬌。同意を得ようと隣に話しかけると、いたはずのダミアンは非実在青
少年になっていた。
見つけたダミアンは、アレはトライガーじゃないと言う。本物は大きくてドッシリ
している。あそこにいるのはニセモノだと。
友達が、着ぐるみはバイトのおじさんが入っていると笑ったため、ダミアンは今
日確かめに来ていた。そこに現れたのがひょろっとしたトライガー。
TVと現実の区別はついていても、まだ夢を見ていられる。その魔法のような時
間を今、ダミアンは終えようとしている。
ダミアンはこのまま特撮を卒業してしまうのか・・・⁉

子供の時に訪れる「そんなのいないよ」の壁

怪人を倒すヒーローも巨大な怪獣もTVの中の出来事だとわかっている。でも、
一度ニセモノと思ってしまうと途端に分厚い壁ができてしまう。
その壁を越えて欲しいけれど、自分のようにはなって欲しくない気持ちもある仲
村さん。

そこにトライガー(細)がやって来て、仲村さんのカメラを引っ張ります。
写真を撮ってもらうことになり、せめてトライガーを好きだった気持ちはいつか思
い出してと願っていると、シャッターを押す瞬間にトライガーが座り込む。
それは、ヤンキーのような座り方で、周りの大人達はヒーローがあんなカッコをし
ていいのかと笑う。
だが、荒っぽくてパワフルで、ちょっとキザなその姿はトライガーそのもの。
最後に力強く背中を叩かれたダミアンの中の2.5次元の壁は、その瞬間に壊され
ていました。小さく笑うトライガー(細)。

見事に落とされたダミアンは倒れたまま、「本物じゃなかったけどニセモノでもなか
った」と名言を生みました。
圧倒的パワーで壁を壊されたダミアンは、これはもう戻れないとその道の先輩であ
る仲村さんのお墨付きを頂くことに。
壁を意識したときにあんな「本物」に出会ってしまったのが、いいことなのかどうか
はダミアン少年の将来を考えると判断しかねます。





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