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2017年2月22日水曜日

トレマーズ

地面は危険!下からアイツがやって来る

1990年アメリカ製作のB級パニック映画。
人口十数人ほどの田舎に突如出現した怪物が人間を襲う。
巨大なミミズのような姿で、振動で獲物の位置を察知し猛スピードで地下か
ら喰らいつく。車ごと地中に引きずり込むほどの力を持つ。
助けを呼ぼうにも怪物が動き回ったせいで電話が使えない。
しかも、グラボイズと名付けられたこの怪物は1匹だけではなかった。
陸の孤島と化した町で、住民達の死闘が始まる。

こう書くと、血みどろの絶叫飛び交うシーンの連続だろうと予想するのです
が、実際には全体的に明るく楽しめる作品です。
今もホラーやモンスターパニック系は積極的には観たくないのですが、昔は
もっとダメでした。そのコーナーに近寄るのも嫌なぐらいでしたからね。
それでも「トレマーズ」は最初から最後までしっかり観ていられました。
人が喰われるし、油断してたら突然襲い掛かって来るし建物の中だからとい
って安全ではないし、と緊張感は十分にあるんですけどね。
登場人物達が危機的状況でもドダバタコメディのようなユーモアがあるから
でしょうか。ふざけているわけではないけれど、掛け合いが陽気なんです。


脱出方法や倒し方も派手さはないけれど、そこにあるものを利用して知恵を
絞って対抗します。
相手は10メートルもある地中の怪物ですが、倒せないわけではない。
土を掘って進むヤツだから硬い岩の上なら大丈夫とか、銃で倒せるとか。
かなり危ないですが・・・。

それにここにはバートという銃マニアが住んでいます。
夫婦そろって銃マニア。
何と戦う気なんだというくらいの品揃えですが、本当に役に立つ日が来まし
た。
主人公じゃないのにキャラが濃過ぎる。

しかし、個人的に忘れられないのが恐怖のホッピング。
登った棚が次々グラボイズに倒され、棚から棚へ飛び移って逃げるシーンよ
り印象に残っています。
心臓の音すらヤバそうな状況で、ホッピングで遊ぶ女の子。
ホラー映画のパーティーで馬鹿騒ぎをしている若者達並みの危険度ですよ。

ラストは無事にグラボイズを倒したけれど、出てしまった犠牲を悲しむ―
なんてことはなくて、一仕事やり終えたアクション映画のような明るさでし
た。
そういえば昔、深夜ではなく金曜ロードショーで放送してた気がします。
最後に主人公のバルが「トレマーズ2」の解説を言っていたと思います。
あの軽い感じで。
またTVで一挙放送とかやって欲しいです。

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