背中を押してくれたのは
任侠さんに笑顔でプレゼントを差し出す仲村さん。何らかの見返りを要求されると警戒する任侠さん。
多少の下心はあるものの、先日のてれびくんのお礼を持ってきただけで、中
身は初代ラブキュートの鞄。
するとそこへ忍び寄る黒い影が。
任侠さんのお母さんがおたま片手に聞き耳を立てていた。女の人の「プレゼ
ント」という声に反応してして現れたのだと言う。
しかも、受け取った物は何かという答えてはいけない質問をしてきた。仲村
さんにも任侠さんにもかなり不味い状況。必死にごまかそうとする仲村さん
をよそに、任侠さんは当たり前のようにラブキュートグッズであることを白
状した。
お母さんも驚くこともなくあっさり去っていく。
なんと任侠さんは親にオタクであることを認識されていた。神出鬼没なお母
さんに隠し通すことは不可能だった。
そんなお母さんから語られる任侠さんの過去。
小学生の時、暗い部屋で女の子向けアニメを見ていてお母さんをドン引きさ
せたこと。
学校に行きたくないと泣いていたこと。
実は背が高いために何かと期待され、頼られて、出来ないと理不尽に責めら
れていた。そうしているうちに、だんだん学校に行くのが怖くなってしまっ
た。
そして、暗い部屋でアニメを見る任侠さんの姿に、お母さんはこうなったの
はアニメのせいなのではと思ったのだと言う。
しかし、そう思っても任侠さんを止めなかった。
お母さんがラブキュートを取り上げなかった理由とは・・・⁉
禁じようともこう育つ
上手くいかなかったり、辛かったり、我慢は出来ても苦しいことがある。頑張れば何とかなるだろうけれど、その気力すら失ってしまう。
そんな時、力を分けてくれるもの。もう少しだけ気力を振り絞れるもの。
仲村さんにとっての特撮であり、任侠さんにとってのラブキュートがそれな
んです。
全ての問題を解決してくれはしないけれど、苦しくても頑張れる。
泣き虫で、なりたくてラブキュートになったわけじゃないけれど、泣きなが
らでも戦うティアールや支えてくれるスマイリー。
そして、無理に止めようとしなかったお母さんのおかげで、任侠さんは学校
に行く勇気を持つことができました。
しかし現在、お母さんは大人になる前に止めるべきだったかと考えていまし
た。まさかそのまま成長するとは思わなかったようで、仲村さんに相談をし
てきます。
その言葉は仲村さんにとっても痛い言葉。思わぬところでダメージを受けま
す。
これに対する応えは、仲村さんの行動が物語る。
任侠さんが持ってきた食玩を迷うことなく2つ購入。
禁止されて育った末に、立派なオタクに成長したその姿。
どのルートを選んでも未来は変わらないということです。
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