古き良き時代より生まれし怪人
いつもの玩具屋さんに獣将王グッズを買いに来た仲村さん。レジには他のお客さんがいて、丁度特撮の話が始まるところだった。
このおじさんが夢中になったのは「4フォース」という作品で、ロボが初めて取
り入れられた記念すべき一作。
現在の作品である獣将王にも話は広がり、こっそり聞いていた仲村さんは上機嫌
になる。
しかしおじさんによると今のヤツはダメだそうで。
玩具売り過ぎ、イケメンで媚び売ってるなど聞き捨てならない言葉が出てくる。
懐古怪人が現れた。
気を付けろ、「あの頃はよかった」などの毒攻撃を使うぞ!
しかも観ていないのにくだらないなんて悪口を言っている。
確かに昔に比べて規制が厳しくなり、製作費等も玩具を宣伝してどうにかやっ
ていっている状態。
だが時代は変わったのだから昔と同じには出来ない。昔よりも娯楽は増え、子
供達がTV以外もたくさんの選択肢を持っている。
会社にもいる懐古怪人。
しかしそこから助け出した小野田君は祖父で慣れていると言う。
馴染んだものが無くなっていき、寂しいのではないか、と。
仲村さんにも覚えがあった。勝手にいろんなものが過去になっていくあの感覚。
周りのものが知らないものばかりになっていく。
その時仲村さんも懐古怪人になってしまうのか・・・⁉
変わった時代にようこそ
好きなものがあってずっと好きで、でも、気付いたら周囲からは過去のものにされている。誰もその話をしなくて、楽しかった思い出と一緒に自分も取り残され
たような気がする。
玩具屋の懐古怪人と再び遭遇した仲村さんは4フォースについて語ります。
当時、視聴率がよくなかった4フォース。ロボも人気取りと言われていました。
しかし、今観てみるとそんなことはない。「昔」酷評された部分も「今」では悪
くない。きっと、今の作品もそれと同じなのではないか。
誰にだっていつかは訪れる、好きなものや当たり前のことが遠い過去になる時。
それはとても抵抗があることだと思います。
知らないものには手を出しにくい。だから、それはいいものだと伝えなくてはず
っとそのまま、不満ばかり溜まって悪口になってしまうのかもしれません。
そして、相手に歩み寄るだけでは終わらない仲村さんの懐古怪人取り込み作戦
開始。
レンタルされていない4フォースもネット配信で観られると教え、超合金フォー
スロボがウェブショップで手に入るという情報も提供。
とどめに現代の成形技術を知らしめて見事4フォース勝利のポーズを心の中で決
めました。
昔もいいですが、本当にいい時代になりましたね。
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