同工異曲とはこれのこと
テレビで見たロボ戦に影響された仲村さん。以前買ったタテガミ丸でミニチュア撮影に挑むが、どうにも釈然としない。
ミニチュアの建物もタテガミ丸も比率は少々おかしいが、なかなか精巧に出
来ているのにどうしても玩具感が出てしまう。
これまでにショーで撮った写真の出来を見るに、問題は仲村さんの腕にある
のか。所詮素人にプロと同じことが出来るはずもない。
ロボが倒れて会社が倒壊し、休みにならないかと考えていると、写真を撮っ
て欲しいと白石さんがやって来た。
引き受けるものの、実は仲村さんは「女の子の自撮り」なるものが苦手。
それというのも、小顔にしろだのシュッとさせろだの注文が多い。そんな物
理的な問題は仲村さんでは解決できないというのに。
撮影会は続き、写真写りに対する必死さは仲村さんの中では詐欺師のごとく
扱われ、更には写真が下手であると遠回しに言われているのではと疑惑まで
生じ始める。
そこに現れた藤井さんに事情を話すとあっさり代わってくれた。
しかも得意だと。まさか頭蓋骨潰しの技を習得しているのか。
仲村さんが探し求めていたものは「女の子の自撮り」に隠されていた・・・⁉
女子による特殊撮影技術講座
ある者はより小さく可愛らしく撮り、ある者はより大きくカッコよく撮る。一見違うようでいて、実は同じことを求めている。いいものを作り出すとい
う姿勢は必死になって当然である。
仲村さんに足りなかったのは、この必死さと物の対比を利用するということ。
今まで自撮りにこだわる人達をどこかバカにしていたが、学ぶべきことがた
たさんあることに気づきました。
そして2人から技を得た仲村さんはタテガミ丸にリベンジを申し込む。
カメラを実際に人が見た時の目線にするために無理な体勢でアオリ、目立つ
ビスを隠し、対比となるフィギュアを持ちながらシャッターを切る。
撮れた写真は初めとは違うよい仕上がりに。
写真と実物が違っても、それはサギではない。特殊撮影技術だ。
世の女性達は日夜失われかけている技術を磨いているのです。
技術を駆使して被写体を輝かせる撮影班。
ロボを輝かせるために必死になった仲村さんも世の女性と同じです。
女子力高いんですよ。
自撮りと特撮が同じとは、なんだかいいことを聞いた気分です。
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