冴えないマザコン男が、アメフト選手をふっ飛ばす‼
母親に溺愛されるシャイなボビー(アダム・サンドラー)は、アメフトの強豪チームでイジメられながら給水係として働いていたが、突然解雇される。
その後弱小チームの給水係に就くが、そこでもイジメられてしまう。
しかし、ついに我慢の限界に達したボビーは選手に思いっきりタックルをか
ますと驚くほど吹っ飛ばしてしまった。
それを見たコーチは、ボビーを大学に入れライン・バッカ―に任命。
才能を開花させたボビーはチームを勝利に導いていく。
地元に愛され始める一方で、アメフトをやっていることは母には秘密。
もしバレたら速攻辞めさせられてしまう。
けれど、いつまでも隠し通せるはずもなく・・・
1998年、アメリカ製作。
母子家庭で溺愛されるイジメられっ子が、屈強な男達を笑ってしまうほど吹
っ飛ばす様は痛快で夢があります。
有名になっていくうちに敵チームは誰も目を合わせようとせず、ロックオン
されたら一目散に逃げだすのは、序盤の姿からは想像できません。
アメフトのルールを知らなくても楽しめます。
ボビーの母がまた強烈。
愛し過ぎて学校ではなく自分が教育するママであり、強引にいろいろ決めて
きました。
恐怖を通り越してコメディで、息子を小さい子扱いする困った母親なのです。
内緒でアメフトの選手になったことや自立していくことが受け入れられず、
仮病を使って寝込んでしまいます。
困った母親で教育方針も間違っていると分かっていながらもボビーもまた母
が大好き。
仮病と知らないボビーは試合に出ずに看病をします。
このまま折角見つけた才能を潰してしまうのか。
確かに問題は多いけれど、息子に注ぐ愛情は本物の母。
ボビーの少々型破りな彼女やファン達の思いを知って試合に送り出します。
相手はかつてボビーをクビにした強豪チーム。
頼りなかったウォーターボーイの成長物語ですが、ラストはこの母がケリを
着けます。
個性爆発の母と気弱でボンヤリした息子は、実はそっくりだと分かります。
母は強し。
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