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2017年6月30日金曜日

日本怪獣VS海外モンスター

何かが違う、日本と海外の特撮

巨大怪獣や怪人、メカにロボ、秘密部隊・・・聞いただけで心がザワつき
ます。
科学によって生み出された生物や能力もいいですが、伝承ものが特に好き
です。
代々守られてきた一族の秘密とか、謎の力に導かれたとかが子供の頃から
ワクワクして仕方がありませんでした。
偶然秘密を知ってしまった、拾ってしまったというパターンも捨てがたい。

ゴジラを筆頭に日本には怪獣や怪人がたくさんいます。
海外にも数えきれないほどのモンスターが存在し、人類は幾多の困難を乗
り越えてきました。
しかし、どういうわけか海外のモンスターパニックは観るのに躊躇いが生
じてしまいます。
日本怪獣だって人間を襲っているし、不気味なものもいる。
一体どういうことなのか。

海外ものが全てダメというわけではありません。
トレマーズは好きだし、X-ファイルもレンタルしました。
エボリューションは放送されたらついつい観てしまいます。
けれど、エイリアンやザ・グリードは進んで観ようとは思えませんし、か
の有名な遊星からの物体Xは未だに未視聴です。
パシフィック・リムは観ました。
全体的にやや薄味な気がしましたが、続編を作ると知って嬉しく思う自分
がいます。

この差は何なのか。
以前、映画紹介サイトを覗いた時、「モンスター」の項目があったのでク
リックしましたが、そこには望んでいるものはありませんでした。
あったのはクリーチャー系といいますか、血飛沫と阿鼻叫喚が売りのスプ
ラッタの数々。
この時、何がダメだったのかわかりました。
グロいホラーものが苦手だったのです。

もちろん日本にもグロい怪獣はありますし、トラウマになるような特撮作
品が作られてきました。
でも、そういうのは上手いこと避けてきたんだと思います。
ゴジラもガメラもウルトラQもビデオ屋では子供向けコーナーにありました。
戦隊ヒーロー達の隣りに並んだ憎めない怪獣達。
それが日本怪獣だったわけです。
ドロドロした憎悪やおぞましい怪物は大人向けのホラーコーナーでしたから、
あまり近寄りませんでしたね。

大人も子供も楽しめる日本怪獣には、そこまで醜悪なデザインがないという
のも理由の一つでしょう。
人類にとっての脅威なのに愛着が湧くんです。
あと、巨大怪獣だと皆の目的が一つになる。
全員が目撃して、同じ体験を共有している当事者というのが一体感があって
いいです。
ボルケーノやエボリューションのラストシーンが好きなのは、そのせいかも
しれません。

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