トクサツガガガ 第39話 叫べ獣の魂！

集いし仲間の力を一つに

遂にそれぞれの目的のもと企画されたカラオケ当日を迎えた仲村さん達。
しかし、仲直りのために参加した北代さんとみやびさんから流れる不穏な空
気が場外から漂っている。
カラオケを思いっきり楽しめるからと勧誘された吉田さんと任侠さんは、企
画発案者である仲村さんに説明責任を問う。
会社での打ち合わせでは、会ってしまえば仲直りは順調に進み、場を悪くす
ることはないと言っていたというのに。

仕方なくアルコールの力を借り、先に歌うことで乗り切ろうとする仲村さん。
ところが、テーブルの上にあるはずのマイクがない。
マイクの存在は一度確認済みであるのに、今はどこにも見当たらない。
そして突然画面に流れる「茶碗蒸しはモーニング」
扉の向こうから現れた2人組の思惑とは・・・⁉

楽しい集いと遅れてきた仲間

コンサートの始まりは突然の登場から。ステージに上がろうとするファンを
押さえ、ライトの合図をし紙テープを飛ばす。

登場からの再現をやろうと扉の前でみやびさんが提案したため、急遽行われ
た打ち合わせが揉めているように仲村さん達には聞こえていただけでした。
本当は事前に相談したかったみやびさん。
しかし、もしかしたら嫌な思いをした北代さんはもうビーボーイズから離れ
てしまったのではないか、その原因である自分が一緒に歌おうと誘うのはお
かしくないかと考えてしまい、直前での申し込みになってしまいました。
そんな突然の無茶振りを承諾してくれたことへの感謝と、かつて北代さんを
傷付けてしまったことへの謝罪をするみやびさん。

北代さんはもうあの時のことを許しています。
そしてなにより、
「やめようって思ってやめられる人間だったら、とっくの昔にこんなことや
　めてるから・・・」
一同納得の真理を述べる北代さん。
様々なピンチに見舞われながらも結局帰還を果たしてきた仲村さん達の実感
がこもった同意が重いです。

無事に再結成となった北代＆みやび。
これにより仲村陣営、最大の目的である獣将王とラブキュートへ突入できま
す。
前回ノリがいいことが判明した北代さんによるナレーションからの完璧な歌
い出しでカラオケ怪人（改）を撃破し、任侠さん念願のラブキュートダンス
も白熱します。
初めてカラオケ怪人と戦った時、仲村さんは一人でした。
それが今、こんなにも共に戦う仲間がいるなんて。

最初はどうなることかと思われましたが、大いに盛り上がったカラオケ企画。
仲村さんがダンスが苦手であることや、吉田さんと北代さんが同世代だとい
うことが判明した会にもなりました。
残り15分。
一人だけラブキュート仲間がいない任侠さんのために、もう一回ラブキュー
トを踊ることになった一同。
最後の決めポーズ、「ずっきゅん☆」で再び扉が開かれました。
ドリンクを注文したのを忘れていたのです。
常にオープンなみやびさんだけが無傷でドリンクを受け取ります。
俯く４人をしり目に、動じることなく仕事を全うした店員さん。
そんな静かなる彼が振り返り、「ずっきゅん☆」ポーズを曲に合わせて披露し
たことで、ずっと独りだった任侠さんにも仲間ができました。
地の底に葬られたテンションも還って来て、今度は６人で来ようと誓い合い、
オタクだらけのカラオケ大会は終焉を迎えました。

今回、ラブキュートに釣られて参加した任侠さんでしたが、来てよかったですね。
人脈増えたし同志にも出会えましたし。