ラベル

このブログを検索

2017年5月29日月曜日

キュウレンジャー 第16話 スティンガー、兄との再会

兄の真実と真の相棒

スコルピオを見つけたスティンガーとチャンプ。
すっかり姿が変わってしまった兄にショックを受けます。
変身し挑むチャンプに対し、スティンガーは変身したまま動けません。
そこにマーダッコも参戦しスコルピオの攻撃がスティンガーに向けられ、応
戦せざるを得なくなります。
昔は泣き虫だった弟の成長に感心する兄。
スティンガーはずっと聞きたかった裏切りの理由を問います。
弱い者を守っていた誇りだった兄が、何故一族を滅ぼしジャークマターにな
ってしまったのか。

スコルピオはあの日のことを謝ります。
あの時は何も話すことが出来なかったと。
そしてマーダッコに毒を打ち込み命を奪ってしまいました。
これが答えだと言うスコルピオ。

突然のことに混乱する2人に、今は説明している時間がないと言い、真実が
知りたければその場所に来いと端末を渡して去っていきました。
追いかけようとするもインダベー集団に阻まれて一時撤退。
その後、放置されたマーダッコはお色気お姉さんとして復活しました。
スコルピオの攻撃は打ち合わせしたものではなかったようです。

ホキュータマ回収チーム帰還途中。
あの後、ビーチをしっかり満喫した様子です。
スコルピオ接触の報告を受けて帰還を急ぎます。

罠に決まっていると断言するチャンプ。
しかしスティンガーは優しかった兄を諦めることが出来ず、話を聞きたいと
願います。
チャンプにとってのアントン博士のように、スティンガーにも兄しかいなか
った。
その気持ちがよく分かるチャンプは、話を聞く間だけは待っていてやると約
束しました。

マーダッコがスコルピオの背後を取り、先程の裏切りを追求します。
すると、スコルピオは本当の目的はドン・アルマゲの抹殺であると答え、逆
に毒針を突きつけました。

約束の場所で、スコルピオは語ります。
かつてジャークマターを内側から倒すため潜り込んだものの、捕らえられて
しまった。
一族の抹殺と引き換えに仲間にしてやると取り引きを持ちかけられた。
例え今自分がやらなくても、いずれ他のジャークマターによって同じ末路を
迎えさせられると考え、せめて弟だけでも守ろうと条件を飲んだ。
それからというもの、カローに昇り詰めるまで多くの罪を犯してきたと言う
スコルピオ。
アントン博士殺害もその一つ。
仇が確定したチャンプは憤りますが、スコルピオはアントン博士もジャーク
マターだったと言います。
博士はジャークマターの裏切り者で、裏切り者の始末がスコルピオの任務だ
ったと。
いずれ、罪は自分の命で償うが、それはドン・アルマゲを倒し宇宙を救って
からだと言います。

とはいえ、スティンガーにとっては兄でも、チャンプにとっては仇。
今ここで償えと攻撃を仕掛けるチャンプをスティンガーは止めます。
一度は打倒スコルピオのために手を組んだ2人ですが、ここで対立してしま
いました。
が、ここでデスワーム(小)が突如発生。
地球にはあの一匹だけではなかったようですね。
大規模バルサンが必要かもしれません。

デスワームからスティンガーを庇い、落としたペンダントを拾うスコルピオ。
そして、一緒に来いと誘います。
デスワームと戦うチャンプと、信じたい兄との間で揺れるスティンガーに、
もう一度力強く掛けられる言葉。
スティンガーは兄に着いて行ってしまいました。

残されたチャンプはオリオン号にキュータマを要請。
司令は5つのキュータマからバランスに選ばせます。
何となくで送られてきたのはウシツカイキュータマ。
黒い人が現れチャンプに鞭を打つと、パワーアップして突進していきました。
他の人が使っても、漏れなく闘牛になってしまうんでしょうか。
ロボで使ったら滅茶苦茶被害が出そう。

ラッキー達がオリオン号に到着。
このままではスティンガーがまずいというチャンプの報告に、赤、青、金、
紫が地球に向かいます。
ハミィ達の手には浮輪などがあり、前回は明るい話だったことを思い出しま
す。

昔のように兄の口笛にのせて歌うスティンガー。
一緒に戦おうとスコルピオは誘います。
しかし、スティンガーはキュウレンジャーの一員。
兄と共に行くことは出来ません。
弟が救世主になったことを誇らしいと言うスコルピオ。
きっと裏があるとは思っていますが、スティンガーの気持ちを想うとこれが
真実であって欲しいと願わずにはいられません。

スコルピオは、キュウレンジャーは今、地球で何をしているのかを聞きます。
ジャークマターを倒すためのアルゴ船について話すスティンガー。
そこへ再び現れるデスワーム。
撃退しようとするスティンガーに、スコルピオは戦う必要はないと言います。
驚くスティンガーにスコルピオからの攻撃が。

やはり、情報を得るための嘘でした。
本心では昔の優しい兄のままだと信じていたかったスティンガーをあざ笑い
ます。
わかっていたことではありますが、スティンガーにとっては最も望んでいた
展開だったことです。
視ていて辛くなります。
あげて落とすという非道な仕打ちに呆然としているところにデスワームが襲
い掛かります。
スコルピオを襲わないということは、このデスワームはジャークマター陣営
ということでしょうか。
まさかこの虫、飼われてるんじゃ・・・

スティンガーもとへ駆けつけようとするチャンプ達にマーダッコが立ちはだ
かります。
マーダッコによると、スコルピオの真の野望はドン・アルマゲを倒し、自分
が宇宙の支配者になること。
一流の詐欺師は嘘の中に本当のことを混ぜると言います。
ドン・アルマゲを倒すことは同じでしたが、その後宇宙を救うというのは全
て嘘。
弱い者がいくら犠牲になろうと構わないとまで言い、その中には実の弟すら
含まれていました。

ラッキーとチャンプが助けに入りましたが、デスワームが巨大化しラッキー
はオリオン号のメンバーとロボ戦へ。
デスワーム(大)とツヨインダベー×2は爆破に成功。
何度も死ぬのは嫌いなマーダッコは逃走。
残るはスコルピオのみ。

しかし、あまりの強さにスティンガーとチャンプは変身解除に追い込まれま
す。
裏切り者の兄をずっと探していたスティンガー。
自分の手で始末すると宣言していましたが、どこかで兄は裏切らないとも思
っていたと語りました。
再会し、改めてもう優しかった兄はどこにもいないと突きつけられた絶望か
ら、スティンガーはスコルピオに殺されることを望みます。
必殺のキックを静かに受け入れようとしたスティンガーをチャンプが庇い、
上半身を残して大破してしまいました。
相棒に敵討ちを託し、チャンプは機能停止になりました。

オリオン号の設備では修理できないため、可能性があるリベリオン本部に連
れて行くことに。
しかし、もしも記憶装置も破壊されていたら元のチャンプには戻れないだろ
うという厳しい状況です。
スコルピオのもとに行こうとするスティンガーに、司令はチャンプをリベリ
オン本部に連れて行く任務を与えました。
冷静さを失ったために起きた結果であると胸に刻み、まずは頭を冷やすよう
に言い渡します。
その間、アルゴ船を見つけておくと言う仲間達。
スティンガーはオウシキュータマを強く握りしめるのでした。

前回から一転してシリアスなストーリーでした。
ツッコミと笑いが休暇を取ってしまったようです。
これまで相手や自分を信じることで切り開いてきたキュウレンジャーでした
が、信じた結果、相棒が実の兄に大破させられてしまいました。
宇宙が悪に支配されても明るく前向きに進められてきたキュウレンジャーに
発生した残酷な仕打ち。
油断していたところをバズーカで連射された気分です。

0 件のコメント: