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2017年4月3日月曜日

トクサツガガガ 第32話 光もの

和解の光

恐怖のパスケース事件から数日、いまいち元気のない仲村さん。
あの日以来何事もなく過ごしているのだが、解決したわけでもないためモヤ
っとして仕方がない。
周囲から情報を得ようにも、常に臨戦態勢の北代さんには誰も近寄らない。
近況など聞けはしない。

しかし、偶然にも帰りの駅で遭遇してしまった。
咄嗟に壁に擬態するもあっさり見破られ、話しかけられて返事をしてしまう。
北代さんから話しかけられるのは、これが初めてで、つい最悪の未来を想像
した仲村さんだったが、話とは因縁のビーボーイズのことだった。
仲村さんは、ステッカーから辿り着いた経緯を話す。
友達の友達がファンという縁があったからこそ導き出された今回の出来事。
もしもリスクを恐れてショーに行かなければ、吉田さんと友達になることは
なく吉田さんの友達からビーボーイズについて教えられることもなかった。

身を守るために内にこもり、仲間を拒絶するレイ。
「仲間なんていないって思うのは、楽チンだけど、誰も助けてくれないんだ
 よ。」
シシレオー達に会うまで独りぼっちだったチェルダは言う。
特オタを隠して生きる仲村さんも、皆が近寄らないことが一番いいのではと
考えていたが、周りを傷つけ、頼れなくなるのは長く続けられない。
本当はそれをわかっている北代さんが出した答えとは・・・


仲村、発光す


自分の趣味を周囲に知られたくない。危険を冒すくらいなら独りの方がいい。
けれど、本当にそれでいいのか。

北代さんを追い詰めたのは確かにみやびさんですが、独りだった北代さんを
外に連れ出してくれたのもみやびさんでした。
バラしてしまったみやびさんに非はありますが、好きなものを好きと言った
だけでもあります。
北代さんはメールを返そうと思えるようになりました。
そして仲村さんにもひどいことを言ったと謝り、先日のパスケースのお礼と
してカバンから眩い輝きが。

多くの敵と戦闘中のシシレオー達の前に、レイが現われる。
また攻撃してくると警戒しますが、矢は敵だけを撃ち抜きました。
仲間になったわけではないけれど、兄であるゲンカとは一度話をしておくべ
きだと、ならば行き先は一緒。
輝きの銀セロトル、レイがついに追加戦士として合流しました。

セロトルが放つ光のごとく輝くアレ。
ライブなどで振るケミカルライトを北代さんはくれました。
わざわざパキっと光らせた状態で仲村さんの鞄に差し込んでくれるという親
切さ。
北代さんが去った後にも失われない明るさは、闇を照らし続けます。
ホームに居合わせた人々は、世にも珍しい「光る人」を遠巻きに眺めている。
和解が成立しても北代さんは一筋縄ではいかない存在でした。

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