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2019年3月2日土曜日

ドラマ トクサツガガガ 第7話 最終回 スキナモノハスキ

辛い時も楽しい時も、いつでも彼らは共にいた

遂に反撃に出た仲村さん。
母の涙にも屈せず、幼い頃から押し込め続けた怒りを叩きつける。
しかし、仲村さんからも涙がこぼれていた。

母は巨大怪獣。
なんか納得できる例え。
こちらの攻撃をものともしないし、知恵を振り絞って立てた作戦もあっさり薙ぎ
払われる感じが。
どちらかが倒れるまで戦うしか道はないのか。

ゴタゴタはお母ちゃんとの断絶だけではなく、あの逃走から吉田さんに返信しな
いまま今日に至っている。
更にはダミアン家の教育方針にダミアン側の弁護人として出廷依頼される。
怪獣には怪獣を、大人には大人をというダミアン論法。
確実にこじれるぞ、家庭問題に赤の他人の介入は。

助っ人を断ったがためにダミアンまでも失った仲村さんに、兄ちゃんが渡したの
はエマ―ジェイソン13巻VHS。
卒業祝いにじいばあから貰った最終巻か。

北代さんの呼び出しに応じたら吉田さんもいた。
思えばあの日から仲村さんに安息の日はなかったんですよね。
今度は吉田さんを失うのかと思いきや、当の吉田さんが言いたかったのは
「彼氏が次回作のユニコーンに似ている」
ブレないなこの人は。

逃走の理由はダミアン少年が突然話しかけてきたこと。
子供が苦手な人がグイグイ話しかけられたら逃げたくもなります。
お互いの誤解が解け、友達宣言もして問題解決。
お母ちゃんとダミアンのことは2期に任せて、この平和な空間で終わってもいい。

仲村さんがVHSを持っているのにデッキがないことを知った吉田さんの笑み。
相手の弱点を見つけた幹部が浮かべる笑みのようです。

VHS1本のためにデッキを譲り受けた。
リュックに入れて遥々背負って届けに来たものを断れない。
例え、一言も欲しいと口にしていなくとも。

せっかくだから視聴してみると、特撮に戻って来た高校卒業の頃が甦る。
てれびきっずが恐ろしい目にあってから特撮を封印し、普通の高校生活を送って
いたあの頃。
大好きだったエマ―ジェイソンすら朧気にしか覚えていなかった。

トラウマと洗脳教育の結果か。
その呪縛を打ち破ったのがエマ―ジェイソンの言葉。
忘れたって好きだった気持ちが消えてなくなるわけじゃない。

欲を言えば、ロボターとネケッシタスもいて欲しかった。
原作仲村さんが言うように、エマ―ジェイソンが自分の正体を言えないエピソー
ドがあれば、もっと深くなってたに違いない。
でも、仲村さんとエマ―ジェイソンの再会シーンは文句なく感動的でした。

ダミアンが両親と戦うためのサポートをする。
あくまで戦うのはダミアン自身。
ヒーローに守られてるだけじゃなく、その姿から学ばなくちゃ。
獣将王が見せた諦めない心と、仲村さん達という仲間がついてる。

そして、仲村さんは1人実家へ。
ウサギのぬいぐるみを差し出す仲村さん。
お母ちゃんが特撮を否定していた時、仲村さんもお母ちゃんが好きなものを否定
していた。
まさに毒濁刀だった関係。
しかし今、毒濁刀は捨てられた。
ぬいぐるみを受け取り、礼を言うお母ちゃん。
和解への一歩がようやく踏み出された。

希望ある未来を示して終了を迎えましたが、ゲンカとお母ちゃんが毒濁刀を捨て
た所を見ていないので、まだ安心できないでいます。
獣将王を観てはみたけど、すぐに消してしまったし、お母ちゃんからの歩み寄り
があるかどうか。

それにしても、いい7週間だった。
正直、実写化と聞いた時は身動きが取れない地雷地帯に放り込まれた気分でした
が、獣将王達が開始早々打ち砕いてくれました。
仲村さんの葛藤と奮闘の熱さが見事に表現されていましたし、北代さんはもう北
代さんそのもの。
吉田さんは女幹部という新しい面を誕生させました。

もう来週からはないんだと思うと残念ですが、スペシャルなどで帰って来たトク
サツガガガを期待していようと思います。

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