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2017年12月28日木曜日

響~小説家になる方法~ 実写化

響、お前もか・・・

編集部のゴミ箱に捨てられていた原稿。
応募要項を無視した手書き、連絡先もない小説「お伽の庭」は、誰にも読
まれることなく処分を待っていた。
それを偶然見つけた編集者・花井は、文芸界が大きく変わると確信。
しかし、作者は何者なのか。
手がかりは「鮎喰 響」という名前だけ。

高校の入学式に向かう少女がいた。
歩きながらも本を読み、文芸部に入ろうとする読書好き。
彼女の名は「鮎喰 響」。
自分が信じたものは強すぎる意志をもって貫き通す。

天才が現れた時、周囲の人間に何が起きるのか。
文芸界に突如飛び込んできた若干15歳の少女が巻き起こす、冗談のような
とんでもストーリー。
次は何をやらかすのか予想もつかない響が、なんと実写化される。
あのミシミシと音が聞こえそうな軋轢を表現できるのか・・・⁉

「天才小説家、現る」
この漫画の内容は簡単に言うとこれ。
ただ、主人公・響の変人具合、異端さが問題を生み出し続けてしまいます。
すぐ手や足が出るし、ペンの持ち方が攻撃的すぎる。
作り出す作品も容赦がない。
嫌でも「才能」というものを叩きつけられてしまう。
追い詰められ、時には絶望に突き落とされる。
ちょっと先が不安になる展開がじわりじわりと広がっていきます。

そんな胃に悪そうな雰囲気をちゃんと再現できるか心配です。
響が暴力で解決して終わり、なんてキャラにならないといいけれど・・・

そもそも実写化には越えなければならない壁があります。
主に観る側に。
2次元の絵から3次元の立体へ切り替えるのが大変なんですよ、上手く馴染
むまでに時間が掛かる。
それに、その作品が持つ世界観というか独特の雰囲気が作用しないと、原作
ではカッコ良かったり笑えたりするセリフや行動がサムくなってしまいます。
響は一歩間違えると大怪我を免れないのでとても不安、でも気になって仕方
がないです。

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