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2017年11月16日木曜日

トクサツガガガ 第49話 卒業祝い

女子高生仲村、旧友エマ―ジェイソンとの再会

タカさんの援護により、無事結婚式出席を果たした仲村さん。
2次会への移動中、高校時代の通学路にあった「じいばあのビデオショップ」
跡を見つける。
その店は一時期特撮を離れていた仲村さんが、再び戻る切っ掛けをくれた思
い出の場所だった。

遡ること8年前、高校卒業を控えた仲村さんは春から一人暮らし予定。
友人を自宅に招く約束を二つ返事で了承する。
OL仲村では有り得ないことだが、女子高生仲村は「フツーの女子高生」、最
早特撮に関わることなく生きていた。

「てれびくん焼き芋事件」から9年、隠れて観ることもしなくなった非オタ・
仲村。
ある日、じいばあのビデオショップが閉店セールを開いているのに遭遇。
セール品の中にエマ―ジェイソン最終巻を見つけた。
兄ちゃんに録画を頼んで隠れて観た懐かしい作品。
だが全て観ているし、いい年して買うモノではないと店を去り・・・⁉


幼き日の思い出は、あのギター男が持ち去った

エマ―ジェイソンともう一人の黒いロボを作った博士を2人が倒す最終回。
しかし、人間は「悪い奴が作ったロボット」である2人を壊せと怒っている。
人間を守るために戦い続けたエマ―ジェイソンの決断は、ここを離れること。
そして紡がれた大切なメッセージは・・・

「スラッシィ池田のギター教室の時間だよ!」

スラッシィ池田事件再臨。
見事に最終回の記憶が上書きされてしまっていました。
それならあのビデオを買えばいいのでは、いや、しかし・・・

仲村さんの貴重な非オタ時代のお話。
味方ではないが助けてくれる中立国家・兄ちゃんが旅立った仲村家勢力図は
小国・叶は大国・母の圧力に逆らえず、「まともな女の子教育」を受け入れ
ざるを得ませんでした。
特撮から遠ざかったのも、そのうちの一つ。

じいばあの店でエマ―ジェイソン最終巻を渡される仲村さん。
好きだったのは小さい頃の話だと断りますが、「好きってなくなってしまう
ものなのか」と返されます。
その時、仲村さんの脳裏に最終回のエマ―ジェイソンの穴開きだらけの言葉
が甦ります。

しかし、仲村さんの背後には母の幻影が強大なプレッシャーを放っていまし
た。
仲村さんの出した答えは、そしてエマ―ジェイソンのラストはどうなってし
まうのか⁉

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