ついに決着、けれど伝説はまだまだ終わらない
全宇宙の生命を吸収し、銀色のメタルっぽくなったドン・アルマゲ。12人の総攻撃が次々決まりますが、ダメージは一瞬にして回復してしまい
ます。
体内のプラネジュームが尽きない限り、何をしても復活してしまいます。
しかも、取り込まれた人々はドン・アルマゲの中で永遠に苦しむという。
ドン・アルマゲ誕生秘話。
最悪な運を持った人々の嘆きと苦しみから生まれた存在、つまり、人々の
想いからドン・アルマゲは生まれたのだそうです。
今も取り込まれた人々の絶望がドン・アルマゲを強くしている。
そして、そんな終わりのない絶望に満ちた世界こそがドン・アルマゲが作
ろうとしている宇宙。
全宇宙の人達の苦しみが、キュウレンジャーに降り注ぎます。
ありとあらゆる絶望や諦め、生まれてきたことすら後悔し呪う声に押し潰
されます。
しかし、それでも「ヨッシャ、ラッキー‼」が響きました。
ドン・アルマゲとは違う宇宙を自分達で作ればいい、と。
取り込まれた人々に呼びかけます。
未来を切り開くには、立ち止まっていられない。
運は自分で呼び込むものだ。
ラッキーは確かに運がいいけれど、その多くは自分で幸運にしていったも
のです。
最後まで諦めなかったから、信じ抜いたから、前を向き続けたからこそ、
手に入れてきたわけです。
キュウレンジャー全員の声が人々に届き、絶望を打ち消しました。
改めて変身、最後の名乗りです。
全宇宙の想いが伝わって来て、一撃一撃に力が溢れます。
反対に、ドン・アルマゲからは宇宙がこぼれ始めました。
オールスターギャラクシーを放ち、ドン・アルマゲもこれに対抗。
力は拮抗し、不敵に笑うドン・アルマゲですが、最後はキュウレンジャー
の気合い勝ち。
ドン・アルマゲ最後の巨大化に伴い、ロボ戦へ突入。
押され始めるキュウレンジャー。
地面に亀裂が入り、どうやらドン・アルマゲはプラネジュームを使い切る
つもりのようです。
その時、宇宙中の星座が集まり、力を貸してくれました。
究極ギャラクシーに、ドン・アルマゲは沈み、人々は解放。
互いに無事を喜び合います。
ところが、驚異の憑依生命体ドン・アルマゲは、今度はラッキーの体を狙
いました。
変身を解除させて宇宙空間に押し出し、まるで第1話の時のように凍り始
めるラッキーを乗っ取ろうとします。
しかし、地球のキュウレンジャーが見たのは、空に浮かぶシシ座。
ドン・アルマゲの引っ越し作戦は失敗に終わりました。
そして、ラッキー、隕石に乗って帰還す。
「降り注ぐ流星群に乗り～」はこういうことか。
ドン・アルマゲはようやく本当に消えました。
肉体も憑依体も。
伝説が現実になったことをいつものナレーションが語る演出がとてもいい。
それから2年後。
スティンガー司令に、各地の復興具合を報告する小太郎。
ラプターは秘書兼パイロットを続投中。
画面に映る小林麻耶アナ。
1年半前にオープンしたレストランに、宇宙を救ったキュウレンジャー達が
集まるのだそうで。
シェフは9つ星を獲得したスパーダ。
宇宙連邦大統領に再就任したツルギ曰く、スパーダの腕はまた上がった模様。
チャンプはロボレスチャンピオンに返り咲き、現在99連勝中。
司令は総司令に昇進し、2つ隣りの宇宙まで出張していたんだとかなんとか。
ハミィは教師になるため、大学で勉強中。
BN団はジャークマターに略奪された宝を取り戻すお仕事をしているそうです。
スティンガー達が合流しますが、ラッキーとガルは旅からまだ帰ってこない。
シシ座の王様になったラッキーですが、相変わらず人助けのために宇宙の果
てまで飛び回っているようです。
当の2人はスクーターが故障してしまい、宇宙空間をゆっくり移動中。
己の運を信じて加速します。
スピードは出たけれど、なんだか見たことのある光景。
インタビューを受けているところに響く轟音。
大勢のインダベーを巻き込んだあの痛ましい事故が再び、レストランの前で再
現されるとは。
幸い今回は犠牲者なしです。
キュウレンジャー全員による最後の挨拶。
シリアスな展開や悲しい別れがたくさんあったのに、こんなに明るく終われる
なんて。
9人スタートで大丈夫なのかと思った1年前が懐かしいです。
最後のキューレットはキューレンジャーキュータマでした。
1年間宇宙のためにありがとうございました。
新番組は楽しみだけれど、やっぱりちょっと寂しいと思っていたら、6月に劇
場上映があるとか。
その名も「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」
ジュウオウジャーではないんだとか、ルパンレンジャー達との方はどうなのと
かありますが、これはこれで楽しみ。
でも、デカレンジャーの出番はないんでしょうか。
それともSPDの皆さんは、パトレンジャーとの共演に忙しいということかな。
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