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2017年7月13日木曜日

トクサツガガガ 第41話 ピンク怪人の悪

ピンクの国からこんにちは

お菓子のまつもとにて、見知らぬピンクのお嬢さんに意見を求められた仲村
さん。
思わずスラッシィ池田が脳内に登場するほど困惑する。
お嬢さんはカナちゃんと言い、近所に住む常連さん。
オシャレ好きで、任侠さんのお母さんにいつも服を見せに来るらしい。
今日はお母さん不在のため、仲村さんにその役が回ってきた。
任侠さんは見た目が原因で目も合わせてくれないという。

本日のカナちゃんは、全身ピンクのお姫様コーデ。
珍しく仲村さんもピンクを着ている。
ピンク大好きカナちゃんは、「ピンク、かわいいよね」と同意を求めて来る。
しかし、この時すでに仲村さんの「ピンクキャパ」は限界値であった。
実はこの日、白石さんにピンクの服を着せられるいう、何とも苦い体験をして
きていた。
幼い頃から母に押し付けられていた女の子らしいもの。
大人になって離れることに成功したと思っても、ピンクだけは逃れることが出
来ない。
もはやピンクアレルギーである仲村さんには、どうしてもピンクが可愛いとは
言えない。

「ピンク嫌」発言で泣き出すカナちゃん。
この地獄絵図を止めるには、ピンク怪人に屈して可愛いと言わざるを得ない
のか・・・⁉


敵は無理なこじつけにあり


ピンクは可愛い。
女の子は可愛いものが好き。
つまり女の子はピンクが好き。
好きならピンクの服も着たいはず。

長い間仲村さんを苦しめ続けたピンク怪人の得意技、どうあってもピンク好き
に辿り着かせる超ピンク理論。
ピンクをこよなく愛するカナちゃんのために、仲村さんが折れるしかないと思わ
れたその時、救世主・任侠さん母が現れました。

カナちゃんを可愛いと褒め、自分もピンクが好きと言います。
しかし着るのは嫌だ。

任侠さんはラブキュートを好きでも、ラブキュートになりないわけじゃない。
好きにもいろいろあると気づいた仲村さんは、ピンク怪人と対決へ。
ピンクは可愛いと認める、けれど屈しない。
何故なら、そもそも仲村さんはピンクが嫌いではないのだから。

特撮にはピンクの戦士がたくさんいて、仲村さんも可愛いと思うし大好きです。
しかしだからと言って、仲村さんがピンクを纏いたいかと言ったら、それは別の
話。
「好き・可愛い」と「着たい・そうなりたい」には全く因果関係がないのです。
かつて母に強制されたヌイグルミや洋服も、仲村さんが欲しいものではなかった
だけで、嫌いではありませんでした。
無理やり押し付けられた嫌な記憶が、「女の子らしいもの」に対する敵意を抱か
せてしまいました。

長年に渡るピンクに対する誤解を解き、ピンク怪人を退治した仲村さん。
泣かせてしまったカナちゃんとの仲直りと称して自分には不要のピンクの服を処
分することにも成功します。
いずれ来る、仲村母との対決の際には今回得た答えが大いに役立つと実りのあ
る一戦になりました。

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