お喋りオウムの壮大な旅路
ケージの中の1匹のオウム・ポーリー。彼は人間の言葉を理解し会話できる不思議なオウムだった。
それが何故埃臭い倉庫に放置されているのか。
かつては話すのが苦手な女の子に飼われていた。
彼女の喋りの先生として幸せに暮らしていたが、ある日引き離されてしまう。
必ず帰るという約束を胸に、ポーリーは旅を始める。
出会いと別れを繰り返し成長していくオウムの姿を描いたアニマルコメディ。
ポーリーの旅は波乱に満ちています。
トラウマの克服に親しくなった人との別れ、サーカスで働いたり恋にも落ち
る。
悪の道に走ったかと思えば裏切りを知る。
辛いことがあっても暗くならないのは、ポーリーの語りがどこまでも陽気だ
からでしょう。
何より仕草が可愛くて笑える。
泥棒に入った家で、足跡がしっかり残っているのにも気づかず忍び足をする
シーンが特に好き。
紆余曲折を経て囚われの身になってしまったポーリーですが、悪い人がいれ
ば良い人もいるわけでして、協力者を得て再び懐かしの我が家への旅に飛び
出します。
ポーリーは無事帰ることが出来るのか。
その旅の結末は静かながらも心が暖かくなります。
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